食品安全情報blog過去記事

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医師のための異なるタイプの殺虫剤中毒を治療するためのガイドラインが必要

Guidelines needed to help doctors treat different types of insecticide self poisoning
20-Oct-2005
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-10/l-gnt101905.php
有機リン殺虫剤中毒により世界で毎年数十万人が死亡している。特に発展途上国での服毒が多い。スリランカで治療を受けた802人の有機リン殺虫剤(クロルピリホス・ジメトエート・フェンチオン)服毒患者について調べたところ、臨床経過や処置への反応などがかなり違うことがわかった。著者は、全ての有機リン殺虫剤は一つのグループにまとめて扱われることが多いが、薬剤毎に別々の治療法ガイドラインが必要だとしている。
The Lancet 2005; 366:1452-1459
Differences between organophosphorus insecticides in human self-poisoning: a prospective cohort study Michael Eddleston