Survey of ethyl carbamate in food and beverages
Tuesday, 25 October 2005
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/fsisbranch2005/fsis7805
英国の小売店から25の食品の検体を購入し、調査した100検体中40検体からカルバミン酸エチルが検出された。最も高濃度だったのはキルシュ(サクランボから作るお酒)の6.13mg/kgだった。現在食品や飲料中のカルバミン酸エチルの規制値はない。
カルバミン酸エチルについてはJECFA第64回会合で評価を行っている。結論としてはアルコール飲料を除く食品からの摂取については懸念は低いというものである。しかしアルコール飲料については懸念があるため、濃度を下げる努力を続ける必要がある。
調査結果は以下。
http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis7805.pdf
JECFA報告書は以下
ftp://ftp.fao.org/es/esn/jecfa/jecfa64_summary.pdf
カルバミン酸エチルは19-23ページ
カルバミン酸エチルは天然の発酵過程で生じる化合物で、遺伝子傷害性発ガン物質である。尿素や関連化合物とエタノールの反応で生じる。