食品安全情報blog過去記事

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論文

母親が食べたゲニステインの子宮内暴露によるエピジェネティック作用での生涯にわたる影響
EHP Volume 114, Number 4, April 2006
Dana C. Dolinoy et al.
Maternal Genistein Alters Coat Color and Protects Avy Mouse Offspring from Obesity by Modifying the Fetal Epigenome http://www.ehponline.org/docs/2006/8700/abstract.html
オープンアクセス
マウスに与えたのは250 mg/kgゲニステイン含有食、無大豆食と比較。
マウスIAPレトロトランスポゾンをAgouti遺伝子の上流転写開始部位に挿入したAvyマウスを使っている。このマウスはIAPのCpG部位のメチル化の程度によりAgouti遺伝子の発現量が変化するため、毛色や体重が変わる。ゲニステイン食でメチル化の増加によるAgouti遺伝子の発現抑制が見られ、結果的に毛色と体重に差が見られた。