食品安全情報blog過去記事

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グリーンピースは香港の二つのスーパーマーケットチェーンで不法農薬及び基準値を超える残留農薬を含む野菜を販売していたことを明らかにする

Greenpeace exposes two supermarket chains in HK selling vegetables containing illegal pesticide and excessive pesticide residue
April 17, 2006 http://www.greenpeace.org/china/en/press/releases/20060417-pesticide-vegetables
2005年11月から2006年3月にParkshopとWellcomeの二つのチェーン店で販売されていた野菜を検査した。
結果は以下の表
http://www.greenpeace.org/china/en/press/releases/20060417-pesticide-vegetables/tables
基準値(但し中国ではなくコーデックス及びEU)超過は白菜Pak Choi 、Choi Sum、ケールなどのシペルメトリンクロルピリホス
不法農薬はトマトやマメのDDT、リンデン、デルタHCH、メタミドホス
(この表では意図的使用なのか汚染なのかわからない)

(この表は基準値の何倍という数値しか記載されておらず、EU基準値が極端に低いものについて大きな倍率が出ているのを強調してある。ケールのクロルピリホスEU基準値が0.05ppmで116倍ということは5.8ppmだったということだろう。コーデックス基準値だと最大でも12倍とある。そもそも他の国の基準値より高いからと告発するのはどうなのか。EUでもバナナならクロルピリホスは3ppmまでOKなわけで。各国でバラバラの基準値を適当に当てはめて超過したと騒ぐのは無意味なのでやめて欲しい)