食品安全情報blog過去記事

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『子供食べ物安全管理』 -加工食品の糖、 トランス脂肪、ナトリウムなど集中管理 -

(2006.05.10)
http://www.kfda.go.kr/open_content/kfda/text/news/press_view.php?seq=963&av_pg=1&service_gubun=&textfield=&keyfield=
食品医薬品安全庁は食品安全の日を契機に子どもの健康保護のための対策に本格的に取り組むと発表した。
近年子どもたちの肥満・糖尿病・心血管系疾患など誤った食習慣による疾患が増加しており、アトピーや食中毒など食品安全に対する不安が大きくなっている。このため食品医薬品安全庁では
・子ども対象食品の食品添加物などの基準・規格強化
・学校周辺食品の安全性・健全性向上
・子どもの集団給食の衛生管理強化
・ 糖やトランス脂肪など子ども健康関連成分の表示拡大
・ ナトリウムなどの栄養基準値改訂及び栄養基準設定(中長期的には子どもたちに見てすぐわかるような信号表示の導入検討)
・ ファストフード・炭酸飲料などについての栄養管理及び教育・広報強化
などを行う。
特に砂糖の消費量が最近20年で2倍近く増加しており、子どもの好む食品中の糖やトランス脂肪含量が高いという調査結果が出て、このような成分の過剰摂取による健康上の問題が懸念される。
これら成分の使用量・摂取量を減らす対策とナトリウム基準値の引き下げ、来年からトランス脂肪及び糖含量の表示を義務化するなど集中管理を行う。
食品医薬品安全庁は子ども食品安全対策の効率的推進のために「子ども食品健康安全委員会」を設置・運営して今年末までに安全な子ども食品のための中長期ロードマップを作成し、今後5年間重点課題として推進する。
同時に食薬庁は消費者が実感できる食品安全政策推進のため国民参加型「子ども食品安全モニター制度」を採用して国の未来である子どもの健康を守ることを食品安全政策の最優先と位置づけて推進する。