食品安全情報blog過去記事

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シーリングスプレーによる健康問題の原因はナノ粒子ではない

Nano particles were not the cause of health problems triggered by sealing sprays!
26.05.2006
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/7842
BfRの知見によれば、シーリングスプレーを使用したことによる健康被害の原因はナノ粒子ではない。製造業者からの情報やBfRの化学的調査の結果、この製品にはナノサイズの粒子は含まれていない。この製品の名前に「ナノ」と記述してあったのは、この製品は使用した場合ガラスや陶器の表面に薄い膜を作ることを強調するためであった。2006年3月末までにこれらの製品(マジックナノガラスシーラー、マジックナノセラミックシーラー)を使用した後に重症例を含む110例以上の事故や健康被害が報告されている。
最初の事例が報告された後直ちにBfRは原因究明のために製品の正確な組成の情報入手を開始した。2006年5月23日に製造会社と専門家の会合が開かれ、この製品にナノ粒子(大きさ100ナノメートル以下の物質)は含まれないことが明らかになった。このことはBfRにより行われた二つの専門研究室での分析でも確認された。従って使用者の健康被害はナノ粒子によるものではない。
この製品のどの成分が健康被害を誘発したかは完全にはわかっていない。しかし同様の製品が既に何年も販売されていて健康被害は報告されていない。現在進行中の実験と別の専門家委員会でBfRは原因の同定を行う予定である。


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