食品安全情報blog過去記事

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2005年10-12月 第四四半期残留農薬モニタリング結果

Pesticide Residues Monitoring Fourth Quarter Results, October to December 2005
22 June 2006
http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=1878
1247検体を調査し、25検体(2%)からMRLを超える残留農薬が検出された。この値は通常より高いが、理由は加工食品より生鮮食品を多くサンプリングしたことと、残留していそうな製品を選んだためである。超過があった結果については注意深く精査し、いずれも消費者の健康上問題はない。いくつかの超過は輸出国の農薬使用実態を反映しないでMRLを設定している技術的な問題のせいである。
またいくつかのオーガニック製品も調査したがそのうち2検体からは残留農薬が検出された。いずれもオーガニックでは使用が認められていない農薬であるが消費者の健康には問題がない。
報告書全文がダウンロード可能。
http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/Report%20q4%20final%2019%20June.pdf
この結果について、MRLを超過したものについてはPSDが供給業者に通知しているFSAは超過のあったもののうち2件(クロルピリホス1.3 mg/kg(MRL 0.05)とジメトエート1.9 mg/kgとオメトエート0.8 mg/kgを含むタイ産long beans、モノクロトホス0.5 mg/kgを含む七面鳥(MRL無し))についてRASFFに通知した。
またイタリア大使館からは出荷前の検査では低い値しか検出されていないためさらなる調査を行っているとのコメントが掲載されている。