食品安全情報blog過去記事

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学校の果物や野菜のモニタリング

School Fruit and Vegetable Scheme (SFVS)
22 June 2006
http://www.pesticides.gov.uk/prc.asp?id=826
2006年春の結果 更新
http://www.pesticides.gov.uk/uploadedfiles/Web_Assets/PRC/SFVSSpring2006report.pdf
今期はリンゴ13、バナナ9、ニンジン8、柑橘類8、トマト6の44検体を分析した。ほとんどの検体から農薬は検出されないかMRL以下であった。14検体からは農薬が検出されず、29検体からはMRL未満の農薬が検出された。リンゴ1個からMRLを超える農薬が検出された。15検体から複数農薬が検出された。
MRLを超過していたのはポーランド産リンゴでオメトエートとジメトエートがそれぞれ0.03 mg/kg検出されたMRLはオメトエートとジメトエートの合計で0.02 mg/kgである。
リスクアセスメントの結果、この濃度ではARfD以下であり健康上問題がない。この検体にはさらにクロルピリホス・ジチオカルバメート・プロパルギットが含まれていたため、あわせたリスク評価も行われたが、消費者の健康上問題はない。
この検体については健康上問題がないとはいえ、生産農場はEUREP GAP及びBRC認証を受けており、使用履歴にジメトエートの記載がなく、汚染源が特定できない。従って深刻な事態であるとの販売業者からの文書が掲載されている。



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