食品安全情報blog過去記事

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色を変えた遺伝子組換えカーネーションMoonlite 123.2.38を切り花として輸入して販売する通知に関するGMOパネルの意見

Opinion of the GMO Panel related to the notification (Reference C/NL/04/02) for the placing on the market of the genetically modified carnation Moonlite 123.2.38 with a modified colour, for import of cut flowers for ornamental use, under Part C of Directive 2001/18/EC from Florigene
26 June 2006
http://www.efsa.eu.int/science/gmo/gmo_opinions/1559_en.html
このGMカーネーションはスルホニル尿素除草剤耐性も持つ。このカーネーションは観賞用切り花としてのみヨーロッパに輸入される。
当初このカーネーションの評価はオランダが行い、次いで他の国が行った。国家レベルでの評価によりいくつかの国から疑問が提示されたためEFSAがこのカーネーションの市販がヒト健康や環境に悪影響があると信じる根拠があるかどうか評価を依頼された。
Moonlite 123.2.38は白いカーネーションペチュニアアントシアニン合成経路の遺伝子を二つ導入した薄紫色の花色で、マーカーとしてスルホニル尿素耐性遺伝子も含む。同様の組替えを行ったFlorigene社による別のGMカーネーションムーンダストは1997年に栽培も含めてEUに認可されている。
Moonlite 123.2.38は切り花としてのみの申請であり、ヒト健康や環境に悪影響があるとは考えにくいと結論した。