食品安全情報blog過去記事

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食品中アクリルアミド:消費者はリスクについては承知しているが行動はほとんど変えない

Acrylamide in foods: Consumers are aware of the risk but are scarcely changing their behaviour at all
13.10.2006
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/8470
BfRの調査でリスクコミュニケーションが成功していることを確認した。
ドイツの消費者は食品中にアクリルアミドが存在することとそのリスクについては充分に情報を得ている。消費者はアクリルアミドがクリスプやフライドポテトやポテトチップなどの澱粉を含む食品が焼かれると生成する可能性があることを知っている。
また食品中アクリルアミド含量は調理方法によること、アクリルアミドは有害であることも知っている。しかしながらこれらの知識をリスク削減に活かしている人は極僅かである。これがBfRにより最近のワークショップで発表されたアクリルアミドのリスクコミュニケーションについての調査結果である。「この結果は、リスクコミュニケーションは関係者が同じことを話せば成功する可能性があることを確認した。消費者は明確でわかりやすい情報を求めている。しかし情報だけでは消費者は習慣を変えない」とBfR所長Andreas Hensel教授は述べている。
調査結果の詳細はまもなくウェブに掲載される。



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