食品安全情報blog過去記事

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偽物の農薬が脅威となる

Fake pesticides pose threat
5 November 2006
http://www.nature.com/news/2006/061030/full/061030-14.html
偽物質の洪水が人々や企業を傷つける
産業界がヨーロッパの農家に対し、割安農薬についての警告を発した。一部の安価な製品には偽物がある。
問題の大きさから、ヨーロッパ農薬工業連盟European Crop Protection Association (ECPA)が反偽物作戦を開始した。偽物農薬の一部は本物によく似た製品であるが他のものは安っぽい模造品である。この問題は医薬品業界が偽物の薬で直面している問題と類似している。
偽物農薬による問題は偽物医薬品の場合ほど甚大な被害がでるものではないが、未承認で危険な化合物が作物に残留するして市販されると健康に影響が出る可能性がある。さらにそれを取り扱う農家や、作物の収量低下を含む環境にも影響がある。
不合法製品を購入するのは危険である。偽農薬で作物がダメになった例がたくさんある。
ヨーロッパにおける主な問題は特許の侵害であるが、国により状況は異なりポーランドでは全農薬の約10%が偽物である可能性があるり、スペインのアルメリア地方では25%もが偽物である。


ECPAの反偽物農薬作戦プレスリリース
Crop protection industry announces start of anti-counterfeit and illegal trade campaign at Glasgow Crop Science & Technology Event
17/10/2006
http://www.ecpa.be/website/page.asp?mi=1&news=15722


EurekAlertの記事
Fake pesticides threaten food safety
5-Nov-2006
http://www6.eurekalert.org/pub_releases/2006-11/soci-fpt110206.php