食品安全情報blog過去記事

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食品に関する議論に参加するように

Contribute to the continuing food debate
Friday 26 January 2007
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/jan/contribute
我々は食文化の革命を経験しているのだろうか?消費者は食品に「隠された謎の添加物」が入っていると疑っているのだろうか?有機食品は実際には通常の食品より非健康的なのだろうか?人々が有機食品を買う理由は巨大な「信用詐欺」のせいだろうか?これらがFSAの主催したシティーフードレクチャーで取り上げられた議題である。
(レクチャーの内容は以下のサイトからビデオオンデマンドで配信されている
http://www.flyonthewall.com/FlyBroadcast/FSA/cfl2007/
またこの件に関する議論はAndrew Wadge博士のブログで議論が続いていてコメントできる。
http://www.fsascience.net/
以下レクチャーの様子を写真入りで伝えている。
参加者は食品に関係する各種の人々約600人で、最初にSoil Associationの政策責任者Peter Melchettによる講義が行われその後ディスカッションが行われた。
Peter Melchettが主張する有機栽培の促進が、その後のパネルディスカッションで否定されているような形になっている。FSAの立場は「科学に基づく」ということで、有機食品が健康上優れているという根拠はないというもの。先のMAFFの事務官であるGeoffrey Hollisも聴衆として「人々がオーガニック食品を購入する理由は、オーガニックが健康的だという存在しないベネフィットによるもので、これは信用詐欺の一種である」と発言している。