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USDAはクリアフィールド131種籾に安全なタンパク質を同定

USDA IDENTIFIES SAFE PROTEIN IN CLEARFIELD 131 RICE SEED
March 22, 2007
http://www.aphis.usda.gov/newsroom/content/2007/03/protein_clearfield131rice.shtml
米国農務省のAPHISが集めた証拠によればCL131米に見つかった遺伝子組換え種子はLLRICE604であることがわかった。LLRICE604はバイエルクロップサイエンス社が開発している除草剤耐性のLLRICE 600シリーズの一種である。
LLRICE604に含まれるタンパク質は、多くの規制解除製品に存在し長い使用暦のあるホスフィノトリシン-N-アセチルトランスフェラーゼ(PAT)である。
PATタンパク質は米国及び世界中の約1ダースの国々で何度も評価され安全に使用されてきている。APHISはPATを含むトウモロコシや菜種、大豆などを規制解除している。
FDAはこれまで何度もPATタンパク質の安全性について任意の相談プロセス中に評価を行っており、そのためLLRICE 600シリーズが微量食品や飼料中に存在しても安全上の懸念はないと結論した。従ってAPHISは前年に収穫されたCL131米の移動や加工については制限しない。
APHISは同様の除草剤耐性米LLRICE62とLLRICE06を1999年に規制解除し、2006年11月にはLLRICE601も同様に規制解除した。
APHISは現時点でLLRICE604の規制解除申請は受け取っていないため、LLRICE604を含むCL131の栽培は認められない。