食品安全情報blog過去記事

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トウモロコシ油ベンゾピレン(benzopyrene)検出関連中間調査結果  

(2007.03.21)
http://www.kfda.go.kr/open_content/kfda/news/press_view.php?seq=1143
・K社のコーン油輸入内訳
2006年9月から2007年1月まで中国産コーン油を6回に渡り合計1300トン輸入。
原油 300トン
精製油 1000トン
・コーン油製造工程及び流通販売内訳
精製油と脱色油については輸入時色が黒く異物が多いなど品質が良くなかった
ため、精製油も脱色油も原油と同様に精製工程を経て5トンのタンクローリーに積んで16の取引先に販売。
輸入した1300トンのうち314トンは精製しないままD社に販売、残り986トンを精製してできた887トンを15社に販売。
D社はK社での精製を経ないコーン油をL社など5業者に販売。最終的には輸入されたコーン油は全て精製後に販売されている。
・3.56ppb、18.87ppbのベンゾピレン検出製品の経緯
この数値が検出された検体はK社が輸入したトウモロコシ原油でC社が検査した結果であり、消費者に販売されている製品ではない。精製によりベンゾピレンは減少する。
・中国産製品と国内製品を混合販売したしたかどうか
K社3人を対象に調査を実施したが混合して販売した事実はないと主張
関連書類の提出を要求したが一部紛失したと主張していて確認できない
・K社の食品衛生法違反事項摘発内容
自社製造用に輸入した原料を目的外用途使用承認を受けないままD社に一部販売
コーン油を精製加工して生産した製品の品質検査の一部未実施
製品生産に関わる記録未保管