食品安全情報blog過去記事

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カロリー制限と血糖負荷

Study examines calorie restriction and glycemic load
9-Apr-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-04/tu-sec040507.php
ヒトにおけるカロリー制限研究によれば、カロリー制限は、食事中炭水化物の量に関わりなく同じような長期影響を示した。
この研究はエネルギー摂取制限の長期影響包括評価Comprehensive Assessment of Long-term Effects of Restricting Intake of Energy(CALERIE)研究の一環として行われたものである。
34人の過体重以外は健康な男女を無作為に低血糖負荷食(LG)又は高血糖負荷食(HG)に割り当てた(いずれもカロリーは30%削減)。6ヶ月後にLG群の体重は10.4%減、HG群は9%減であったが12ヶ月後にはどちらも8%減であった。LG食は40%炭水化物・30%脂肪・30%蛋白質、HG食は60%炭水化物・20%蛋白質・20%脂肪である。
被験者が実際に食べた量を測定するため、二重標識水を使った検査を行い、いずれの群でも実際に提供された量以上を食べていることを確認している。実際のカロリー制限はHGグループでは16%制限、LGグループでは17%制限であった。
Das SK et al.,
American Journal of Clinical Nutrition; 2007 (April);85:1023-x.
"Long-term effects of 2 energy-restricted diets differing in glycemic load on dietary adherence, body composition, and metabolism in CALERIE: a 1-y randomized controlled trial."



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