食品安全情報blog過去記事

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GM 植物におけるnptII 遺伝子の選択用マーカーとしての使用はヒトや動物の健康や環境にリスクとならないことをGMOパネルは再確認

EFSA GMO Panel reconfirms that the use of the nptII gene as a selectable marker in GM plants does not pose a risk to human or animal health or the environment
13 April 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/press_room/news/ns_gmo_npt2.html
欧州委員会が3月2日に欧州医薬品庁(EMEA)からのアミノ配糖体抗生物質の治療用としての価値に関する情報をEFSAに伝え、この情報が先のnptII 遺伝子の評価に影響するかどうかについて評価を依頼された。
EMEAの情報はアミノ配糖体抗生物質がヒトの重大な侵略的細菌感染の予防や治療に重大な役割を果たすようになってきているというものである。これは結核などの細菌が他のクラスの抗生物質に耐性をもつようになってきているためである。カナマイシンやネオマイシンなどはあまり使われていないが同類の抗生物質の開発は考慮されるべきで、アミノ配糖体は動物用医薬品としては重要なクラスである、とも述べている。
EFSAのGMOパネルはEMEAの情報を3月22-23日の会合で検討し、nptII抗生物質耐性マーカー遺伝子についての声明を発表することで合意した。
声明は以下。