食品安全情報blog過去記事

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汚染ペットフードに関する4月24日の記者会見

http://www.fda.gov/bbs/transcripts/transcript042407.pdf
・ メラミンの有無を確認する検査対象製品を小麦グルテン・トウモロコシグルテンコーンミール・大豆蛋白質・米ぬか・米蛋白質濃縮物などに拡大した。これまで新しい汚染は見つかっていない。
FDAはメラミンの他にメラミン関連関連化合物を複数検出している。一つはシアヌル酸。現時点では明確にはわからないが、メラミン製造の副産物であり、混入されたメラミンの純度が低い可能性がある。さらに窒素含量の非常に高い未知の物質も検出されている。
・ 中国政府との交渉は継続中で招待状を受け取った。中国政府は独自に国内調査を開始している。
・ 中国から米蛋白質濃縮物を輸入していたWilbur-Ellis社は品質検査を窒素含量検査で行っていた。これは普通の方法で今後別の対応が必要になるかもしれない


USDAの発表は以下のサイト
プレスリリース
JOINT NEWS RELEASE: FDA and USDA Determine Swine Fed Adulterated Product
WASHINGTON, April 26, 2007
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2007/04/0117.xml


記者会見
Transcript of Tele-News Conference Regarding FDA-USDA Update on Recall of Pet Foods
Washington D.C. April 26, 2007
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2007/04/0119.xml
主にブタについて。ペットフードを作る際に最終的に規格にあわなくて袋詰めされなかったものが砕かれて飼料用に再利用されたため汚染が起こっている。リコールされたペットフードを飼料にしたわけではない。
ブタの尿から検出されたメラミンの濃度は50-300-400ppb又は数ppm、最大50-60 ppmである