食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

GM作物の方が安全で健康的

Studies Indicate GM Crops Are Safer and Healthier
May 9, 2007
By L. Andrew Staehelin, Ph.D., and David A. Christopher, Ph.D.
http://www.acsh.org/factsfears/newsID.962/news_detail.asp
オーガニック食品がしばしば安全で健康的とみなされるが、これはオーガニック食品産業が高い価格を正当化するために作りだしたものである。こうした企業は同時に遺伝子組換え作物についても反対キャンペーンを行う。
こうした主張には利点がなく実際にはGM食品の方が良いという科学的研究が増えている。
例えば、Btタイプのトウモロコシは昆虫耐性で、伝統的及び有機トウモロコシより安全である。Btトウモロコシの発ガン性のあるカビ毒汚染量は非GM品種の平均1/9である。
Fusarium属の真菌などが作るカビ毒は各種のガンや病気の原因となる。1989年には米国のトウモロコシの高濃度カビ毒汚染がウマの脳腫瘍とブタの致死性肺浮腫の大流行を引き起こした。最近の研究ではオーガニックトウモロコシから危険な量のフモニシンが検出されている。食品の加工では毒性は減らせない。
18ヶ国の数百検体のトウモロコシのカビ毒についての大規模国際研究が三報発表された。そのうち一つでは非GMトウモロコシの一つのカビ毒の濃度は約12microg/gで、GMトウモロコシでは1.3 microg/gであった。
何故Btトウモロコシにカビ毒が少ないのか?Fusarium属の真菌は主に害虫が開けた穴を介して植物に侵入する。害虫による食害が多いほど真菌感染の可能性が高くなる。Btトウモロコシは耐害虫性があり虫がたくさん穴を開けられないのでカビも少ないのである。
GM作物は徐々に普通のものになっている
(略)
以下引用文献やウェブの参考サイト有り