Transcript of FDA-USDA Update on Adulterated Animal Feed
May 10, 2007
http://www.usda.gov/wps/portal/!ut/p/_s.7_0_A/7_0_1OB?contentidonly=true&contentid=2007/05/0138.xml
メラミンが検出された魚飼料の製造業者はカナダのブリティッシュコロンビアにあるSkretting社で、現在飼料をリコールしている。現在まで使用していた魚飼料からメラミンが検出されたのは米国オレゴン州のMarion Forks養殖場一カ所である。この養殖場ではサケマスの稚魚の初期飼料としてこの飼料を使用していたが与えることを中止した。この飼料はSkretting社がバンクーバーの工場で製造したものでBio-Oregonのブランド名でワシントン州のロングビューから販売された。オレゴン州魚類野生動物局によればSkretting社の同じロットの飼料が同州のWillamette Gnat Creek、Big Creek、Cold River、Butte Falls及び Leesburg (sp)養殖場に販売された。Skretting社は現在独自の調査を行っている。同社は顧客に対し代替品を提供している。
FDAは魚の飼料の件についても調査を行い、5月7日に発表したヒト健康リスク評価に魚も含めることを決定した。つまりメラミンを含む飼料を与えられた魚を食べることによるヒト健康リスクは極めて少ない。
なお以前の記者会見でフィッシュミール（魚粉）といったのは魚飼料の間違いである。問題になっているのは魚に食べさせる飼料で、魚を砕いてできる製品のことではない。
検査について
現在中国から輸入される全ての植物蛋白質製品はメラミン及び関連化合物の検査を行わなければ米国には入らない。港では中国産のペットフードを検査しているが、さらに魚飼料を含む動物飼料のサンプリングも行う。
中国での調査について
FDAの調査官は4月30日の週から中国入りして中国当局の協力の下、調査を行っている。質検総局（AQSIS）と協力して、問題の二つの企業を訪問したところ既に営業は停止していた。AQSISの検査室もメラミン汚染を確認し両企業の社長を拘留した。既に逮捕されていたためFDAは問題の企業の人間に質問したり証拠を見つけたりできなかった。機械も製品も全くなくなっていた。現在食品安全分野での中国と米国の協力についての議論が行われている。
ブタに関しては食肉中のメラミン検出方法を検証中である。
これまでFDAはいろいろな検体約880を検査した。そのうち500以上がメラミン陽性であったが元は92ロットの植物蛋白質製品由来であった。
死亡した動物について
FDAは18000件以上の通報を受け取っている。これは電話のオペレーターが受け取った数で、そのうち約8000件が実際の事例として提出された。その約8000件のうち半分ほどが死亡に関する報告であるがほとんどが関係ないものであろう。通報の多くが心配して取り乱したペットオーナーからのもので現時点ではペットフードとの関係は不明である。FDAは米国獣医学会などと協力して調査しており、彼らが多数の解剖を行って死因を究明している。結果が出て評価できるのは秋以降になるであろう。
オレゴン州魚類野生動物局（ODFW）
魚飼料リコールに関する事実
Facts About the Fish Feed Recall
May 10, 2007
http://www.dfw.state.or.us/news/fish_food_advisory.asp
ODFWはカナダの製造業者Skretting（スクレッティング）が作ったリコール対象飼料を33の孵化場のうち26カ所で、さらに他にいくつかのODFWが支援しているサケマス振興計画（STEP）施設で入荷したことを知った。FDAの検査の結果Skrettingブランドの魚飼料にメラミンが検出された。Skrettingは5月8日に同社のBio-Oregonブランドの魚飼料のリコールを開始した。
FDAとUSDAは最近メラミン含有動物飼料を与えられたブタやニワトリの肉を食べることによるヒト健康影響は極めて低いと発表した。2007年5月10日の更新でこの科学的リスク評価に魚も含まれると発表している。
FDAは魚中メラミン検出法を確立し、汚染飼料を与えられた魚の調査を計画している。
Skrettingカナダのプレスリリース
http://www.skretting.ca/web/SkrettingCanada/InterWeb.nsf/wprId/F4B7EF7C3D02C45F882572D50078C042?OpenDocument
