食品安全情報blog過去記事

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FSAIは乳児へのビタミンD添加国家政策に助言を行う

FSAI Advises on National Policy for Vitamin D Supplementation for Infants
16 May 2007
http://www.fsai.ie/news/press/pr_07/pr20070516.asp
FSAIはアイルランドの0-12ヶ月齢の全ての乳児にビタミンDを与える国家政策を推奨する報告書を発表した。この助言はアイルランドの乳児にビタミンD欠損によるくる病が増えていることに関するFSAIの科学委員会のレビューに基づくものである。この報告書ではアイルランドの乳児や成人、少女、妊婦のビタミンD欠乏が報告されており、-12ヶ月齢の全ての乳児にビタミンDを与える政策を執るよう薦めている。
くる病の予防には乳児期が最も重要な時期で、健康な骨の発育のためにビタミンDが必要である。特にビタミンD欠乏リスクの高い肌の色の濃い乳児にとっては重要である。
またビタミンDのみを含むサプリメントが販売される必要がある。現在アイルランドで市販されているビタミンDを含むサプリメントであるAbidecはビタミンAも含むためビタミンAの安全量を超えてしまう。
報告書本文は以下
http://www.fsai.ie/publications/reports/vitaminD.pdf