食品安全情報blog過去記事

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EFSAは食用色素の安全性を再評価し最初の意見を採択

食用色素Red 2Gには安全上の懸念がある可能性がある
EFSA re-evaluates safety of food colours and adopts first opinion
Food colour Red 2G raises potential safety concerns
9 July 2007
http://www.efsa.europa.eu/en/press_room/press_release/pr_red2g.html
EFSAのAFCパネルはRed 2G (E 128)についての意見を採択した。この色素はある種の朝食用ソーセージやバーガーミートにのみ使用が許可されているが、安全上の懸念がある可能性がある。これはEFSAが現在行っている食用色素を含むEUで認可されている食品添加物の一連の再評価における初めての意見である。
Red 2Gは体内でアニリンに変換され、アニリン動物実験で発ガン性がある。
新しい科学的根拠によれば、アニリンの発ガン性が遺伝子傷害によるものであることを否定できない。従ってRed 2Gは安全レベルが設定できず、安全上の懸念があると見なすべきであると結論した。意見の詳細はAFCパネルから発表される。

Red 2G
別名Azogeranine
Disodium 8-Acetamido-1-Hydroxy-2-Phenylazo-3,6-Naphthalenedisulfonate
(日本では使っていないようだが)