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Ashburton Guardian編集長への文書(2007年8月3日):アスパルテーム

Letter to the Editor, Ashburton Guardian (3 August 2007): Aspartame
9 August 2007
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-responses/ashburton-guardian-aspartame-letter.htm
NZFSAは、資格と経験のある尊敬すべき科学者や専門家と会って話をすることをいつでも歓迎する。反アスパルテーム活動家Betty Martiniについてはあてはまらない。いずれにせよ、NZFSAは面会を求められたことはない。
彼女が求めたのはNZFSAの消費者評議会との面会である。消費者評議会は独立した消費者の代表者集団で、彼らが問題と考えることを議論している。NZFSAではなく、消費者評議会がBetty Martiniの意見を聞くこと却下したのである。
Stephen Foxのアスパルテームに関する主張は全くのデタラメである。彼の言うことのどれひとつとして信頼できる科学者や世界の食品安全・公衆衛生機関・WHOが受け入れるものはない。
このような活動家が、英国FSAやヨーロッパEFSA(消費者を守るためだけに設立された)などの世界中の食品安全機関が使用を認めた決定について、どうやって説明することができようか?質の高い数多くの科学がアスパルテームは非常に安全な物質であることを示している。安全でないことを示そうとした実験は、欠陥があると主導的食品安全機関が今まで徹底的に却下してきた。
人々が砂糖の安全な代替品であるアスパルテームの、発見されていない疑惑を作り出すことを我々は心配している。その結果砂糖を含む製品をよりたくさん摂ることになる可能性がある。砂糖の多い製品は糖尿病や肥満などの命に関わる作用があることはよく知られている。
それでもアスパルテームを含む食品を避けたい人は表示を見れば入っているかどうかわかる。消費者は、製造業者に甘味料を含む食品成分や添加物について表示する義務があるため、情報を与えられた上での選択ができる。