食品安全情報blog過去記事

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コーヒーの摂りすぎ?

Too much coffee?
Andrew Wadge
August 15th 2007
http://www.fsascience.net/2007/08/15/too_much_coffee
2007年8月14日の新聞で、17才の少女がエスプレッソのダブルを7杯飲んで入院したと報じられた。エスプレッソは確かに強いもので1カップあたりのカフェイン量は比較的多いが、彼女におこった影響は(エスプレッソのせいではなく)飲んだ量(杯数)のせいだろう。また一部の人は他の人よりカフェインに感受性が高い。
産婦人科病院のポスターは、カフェインの主な懸念の一つは妊娠中に飲み過ぎることによる影響であることを注意している。妊娠中は影響が出るリスクが最も高いからである。
FSAは現在妊婦のカフェイン摂取を制限すべきかどうかを調べるためにカフェイン摂取量調査研究に出資している。この仕事はCOTによる2001年のレビューによるものである。
COTはカフェインの胎児の発達への影響を調べた。カフェインの摂りすぎ(1日300 mg以上のカフェイン−インスタントコーヒーで4杯、シングルのエスプレッソで3杯、紅茶6杯に相当)は低体重出生と流産に関連した。COTは中程度のカフェイン摂取が胎児に影響するかどうかをはっきりさせるためのさらなる研究の必要性を強調した。
現在の研究はできるだけ包括的なものにするため対象女性の数を多くし、紅茶やコーラやチョコレートなどの全てのカフェイン摂取源を対象にしている。調査が完了すればCOTが評価し、来年中にも報告書が出るであろう。