食品安全情報blog過去記事

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FSANZ ウェブセミナーシリーズ

FSANZ Web Seminar (WEBinar) series
20 August 2007
http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/webseminars.cfm
二回目は低カロリー甘味料(intense sweetner)
(日本語で適当な訳語がないので意訳:定義としては食品のエネルギー含量を上げることなく砂糖の代わりの甘味を提供するもの)
物質名としてはサイクラミン酸、アスパルテームアセスルファムKサッカリンアスパルテーム-アセスルファム塩、スクラロース、アリテーム、タウマチン、ネオテーム、ステビオール配糖体(食品添加物としては認められていない)
リスクアセスメントの実際とメディアの報道、FSANZの承認過程、表示規制、摂取量調査などについてのスライドと音声。
摂取量でADIに占める割合がオーストラリアとニュージーランドで最も高いのはサイクラミン酸で30%弱。アスパルテームなど他の甘味料は一桁にすぎない。 (しかしながらメディアが騒ぐのはなぜかアスパルテーム
イクラミン酸の安全性評価について(使用量が多かったため詳細に検討されている)
イクラミン酸は低カロリー甘味料の中では最も甘みが少ないもので砂糖の約30倍くらい(だから使用量が多くなりがち)
50ヶ国以上とCodexで使用が許可されているが米国(と日本)で使用が許可されていない。カナダでは卓上用甘味料としてのみ使用許可。