食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

運営委員会は葉酸とトランス脂肪について更新

Board updated on folic acid and trans fats
Wednesday 17 October 2007
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2007/oct/updatefolatetransfats
本日の公開会合において、運営委員会は葉酸とトランス脂肪についての最近の進行状況を報告した。
葉酸
FSAの運営委員会は2007年7月にNTD妊娠数削減のためにパンや小麦への葉酸添加を保健大臣に推奨した。FSAはイングランド医療技官長のSir Liam Donaldsonから、報告書作成時点ではまだ発表されていなかった葉酸と大腸がんリスクに関する二つの研究についてさらに詳細に検討するよう依頼する文書をうけとった。栄養に関する科学助言委員会(SACN)は検討の結果、現時点では葉酸と大腸がんのリスク増減との関係は不明であると結論した。SACNとCOCのメンバーが発表された論文を再検討し、近い将来CMOに報告する。
トランス脂肪酸
肥満の展望プロジェクト報告書が発表された。FSAは保健大臣からトランス脂肪酸に関する意見を求められ、2007年11月29日まで提出する。特に英国でニューヨーク市デンマークのようなトランス脂肪酸規制が必要かどうかが焦点となる。


肥満の展望報告書は以下から
Tackling Obesities: Future Choices
http://www.foresight.gov.uk/Obesity/Obesity_final/Index.html
2050年までに成人男性の60%、成人女性の50%、16才以下の子どもの25%が肥満になると予想している。その結果肥満関連疾患によるコストが年に455億ポンド余分にかかる。