食品安全情報blog過去記事

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Senecio属の植物由来の蜂蜜にはしばしばピロリジジンアルカロイドが含まれる

05 November 2007
http://www.vwa.nl/portal/page?_pageid=119,1639824&_dad=portal&_schema=PORTAL&p_news_item_id=22826
VWAが検査したところ1/3以上の蜂蜜にピロリジジンアルカロイドPA)が検出された。ほとんどのPAには発がん性がある。高濃度のPAを含む蜂蜜を長期にわたって大量に食べると健康に悪影響があり得る。そのような摂取は希であると考えられる。VWAは関係機関と協力して高濃度PAの由来を調査中である。
オランダで見られる植物のうち、タンジーよもぎぎく)Tanacetum vulgareにPAが含まれ、この植物が繁茂している。蜂蜜中のPA検査の結果から、動物由来食品やミルク中のPA検査も行うことにした。それらの結果から健康リスクに関するさらなる知見が得られるであろう。
蜂蜜のピロリジジンアルカロイドについての助言
http://www.vwa.nl/cdlpub/servlet/CDLServlet?p_file_id=22703
オランダ語
2microg/kg以上のピロリジジンアルカロイドが検出された蜂蜜の検査データが収載されている
最大365 microg/kg