Unique source of cancer incidence from around the world
06 December 2007
http://www.iarc.fr/ENG/Press_Releases/pr181a.html
IARCは5大陸におけるがん頻度(CI5)シリーズの第9巻を発表した。
このシリーズは1960年代から世界中の人々のがん発症頻度についての情報を提供している。第9巻は2000年前後のデータを示している。特にリソースの少ない国からのデータが増えた。
印刷媒体よりも、利用しやすいウェブデータが充実している。
この巻では世界中の人々のがんの発症パターン変化について明確に示している。
女性では乳ガンの年齢調整発症頻度は最も高いハワイの10万人あたり118.9から最も低いインドのKarunagappalyの16まで大きな差がある。結腸がんは米国ミズーリ州が31.0なのに対してインドのチェンナイは1.6である。
男性では前立腺がんが米国デトロイトの黒人集団での216に対して中国ハルビンが2.1である。肺がんは米国ニューオーリンズが96.6でエクアドルのキトが7.9である。
こうしたデータは公衆衛生政策と対策の基本となる。
Cancer Incidence in Five Continents Vol. IX
http://www-dep.iarc.fr/