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イルカ療法は危険な流行であるとEmoryの研究者らが警告

Dolphin 'therapy' a dangerous fad, Emory researchers warn
18-Dec-2007
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2007-12/eu-da121807.php
Emory大学のLori Marino神経科学行動生物学プログラム上級講師とScott Lilienfeld心理学教授は、慢性的な精神的・身体的障害に苦しむ人々は「イルカによるヒーリング」を行うべきではない、と警告している。彼らはイルカ療法(DAT)について、宣伝者たちが主張していることに反論する教育キャンペーンを始める。
イルカと鯨の研究者であるMarinoによれば、イルカ療法はどんな疾患の治療法にもならない。これはイルカにとってもヒトにとってもマイナスになる。たとえイルカと一緒に泳ぐことが楽しくて珍しい経験だったとしても、それによる長期効果の根拠はない。DATに数千ドルを使うことはお金の無駄であり、イルカにとっても怪我や感染のリスクがある。
Marino らはAnthrozo sの最新号にDATに関する最近8年間の5つの研究のレビューを発表した。タイトルは"イルカ療法:欠点だらけのデータと結論Dolphin-Assisted Therapy: More Flawed Data and More Flawed Conclusions."さらに米国心理学会の知的・発達障害分会の次号ニュースレターではMarinoとLilienfeldのもう一つの論文「イルカ療法と自閉症やその他の発達障害:危険な流行」を紹介する。
(西洋人はイルカや鯨を神聖視するの好きだから・・信仰としか言いようがない。捕鯨問題は大変。と思ったら日本にもある。http://www.jdat.jp/index.html