食品安全情報blog過去記事

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‘07年度お菓子類中トランス脂肪実態調査結果発表

 (栄養評価チー ム 2008.01.15)
http://kfda.korea.kr/kfda/jsp/kfda1_branch.jsp?_action=news_view&_property=p_sec_1&_id=155274876&currPage=1&_category=
一部の輸入菓子でトランス脂肪が多い
食薬庁は昨年子ども食品安全総合対策の一環として、市中に流通しているお菓子のトランス脂肪酸含量を検査したところ、一回標準量30gあたりの含量は平均0.1gで、2005年に比べて86%減ったことを発表した。
調査したのはビスケット類94、チョコレート加工品類 26、スナック類 61件など合計181件で、一回標準量30gあたりの含量は2005年0.4g、206年0.2gであった。
国産お菓子の場合、トランス脂肪含量分布別に見るとトランス脂肪ゼロの食品の割合が69%で2005年の38%より1.8倍に増えた。0.5g以上含む製品は2005年に46%だったが2007年には約1%と大幅に減少した。
年度別国産加工食品のトランス地方含量変化 グラフ
(1食分あたりのトランス脂肪が0.2g未満の場合0と表示できる)
しかしトランス脂肪含量が0.2-0.5gの製品の割合が30%程度あるので、トランス脂肪ゼロ目標に到達するには継続的な低減化努力が必要である。
一方国内に流通している輸入外国産お菓子のトランス脂肪含量については、トランス脂肪ゼロの製品は58%、0.5g以上含まれるものが31%と国産品に比べてトランス脂肪含量が高いものがある。輸入品については購入の際の栄養成分確認などが必要である。
国内流通国産加工食品と輸入製品のトランス脂肪含量分布率 グラフ
食薬庁は今後ともお菓子類など加工食品に限らずファストフードなど外食メニュー及び小規模パン屋のパンなどを対象にトランス脂肪と飽和脂肪含量実態を継続的に調査・発表し、トランス脂肪低減化委員会及び産業体への技術的サポートなどトランス脂肪ゼロ化のための努力を行うと発表した。