Evira develops new methods to promote animal and human health: New techniques enable more efficient determination of mycotoxins in cereals and animal feed
05.02.2008
http://www.evira.fi/portal/en/research_on_animal_diseases_and_food/current_issues/?id=911
マイコトキシンは微小真菌類が生産する有害二次代謝物で、ヒトや動物の健康ハザードとなりうる。Eviraの化学毒性研究ユニットの開発した方法は、ヒトや動物の健康に新しい技術が貢献する一つの例である。
これまで同定されているマイコトキシンは約300である。それらの多くは穀物やナッツに検出され、飼料や食品に移行する。マイコトキシンの毒性は多様で、 あるものは腎や肝に有害であり、あるものはヒトや動物に腫瘍や奇形を誘発する。またカビやマイコトキシンは作物の質を著しく低下させ、経済的損失の原因となる。
マイコトキシンの化学分析は、複雑な検体中に微量しか存在しないため難しいものである。さらに一つの検体に複数の化合物が含まれる可能性がある。こうしたことから新しい技術を用いた化学分析法の開発が重要である。
Eviraの化学毒性研究ユニットは、LC/MSにより穀物や飼料中の複数マイコトキシンを同時に測定する方法を開発した。詳細については化学毒性研究ユニットまで。