食品安全情報blog過去記事

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衛生部は2007年全国食中毒報告状況を発表

2008-03-07
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64026420.html
報告は506件、患者13280人、死亡258人。100人以上の集団食中毒は11件。2006年に比べると報告件数は15.10%、患者数は26.48%減少したが死亡者は31.63%増加した。
原因としては有毒動植物が最多で、患者数の37.35%及び死者数の64.73%を占める。特に毒キノコで113人が死亡している。
食中毒発生の場所では家庭でおこったものが数と死亡人数で最多でそれぞれ43.28%と88.37%を占める。2006年より増加している。多発しているのは地方で、食品安全と衛生に関する知識の不足が要因である。


ところでこの発表を伝えるロイターの記事
2007年の中国の食中毒死者数、前年比32%増加
3月3日
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-30606420080303?feedType=RSS&feedName=worldNews
最大要因である毒キノコの話は一切出てこない。
キノコによる食中毒がその年の気候によって変動するのはロシアでもヨーロッパでも同じ。
天然物による食中毒ではロイターにとって都合が悪いんだろうか。
こういう報道をするから中国が余計怒るわけで、誰にも利益はもたらさないのに。


中国情報局だとこんな感じ
毒キノコ原因の食中毒 死亡113人−2007年
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0304&f=national_0304_009.shtml