ES & Tニュース
Do food miles matter?
April 16, 2008
http://pubs.acs.org/subscribe/journals/esthag-w/2008/apr/science/ee_foodmiles.html
米国の食品からの温室効果ガス排出に関する包括的研究によれば、地産地消は地球温暖化抑制には役に立たないであろう。
シアトルのライター、Sage Van Wingはできるだけ地元の産物だけを食べようとする地産地消主義者locavoreである。彼女がlocavoreになったのは地球温暖化の抑制も理由の一つである。しかしES&Tに発表された論文によれば、地球温暖化に最も大きく寄与するのは食品の輸送距離ではなくどのように生産されたかである。実際問題として米国からの食品由来の温暖化影響を削減するためのより有効な方法は、赤身の肉と乳製品の摂取量を減らすことである。
Food-Miles and the Relative Climate Impacts of Food Choices in the United States
Christopher L. Weber* and H. Scott Matthews
ASAP Environ. Sci. Technol., ASAP Article, 10.1021/es702969f
http://pubs.acs.org/cgi-bin/abstract.cgi/esthag/asap/abs/es702969f.html
Sage Van Wingのインタビュー
http://pubs.acs.org/subscribe/journals/esthag-w/2008/apr/science/ee_sagevanwing.html
家から100マイル四方でとれたものしか食べないのだそう。
（環境に恵まれた土地に住めて良かったね、という話）
