食品安全情報blog過去記事

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ウガンダの蚊駆除散布は耐性問題を考慮しなければならない

Uganda's Mosquito-Spraying Effort Must Consider Resistance Issues
June 20
http://www.nationalacademies.org/headlines/20080620.html
ウガンダ政府は最近家庭や集落での、ウガンダの最大の死因であるマラリアを媒介する蚊の駆除のための殺虫剤散布を開始した。(2007年にDDTが使用できるようになった。)ウガンダ科学アカデミー(UNAS)の新しい報告によれば、政府は散布を継続中は蚊の殺虫剤耐性をモニターし、耐性が最小限に留まるよう散布計画を管理する必要がある。
プレスリリース
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=06202008
報告書
http://www.nationalacademies.org/includes/malaria.pdf
計画にはDDTの屋内残留性散布も含まれる。
有機塩素系はDDT有機リン系各種、カルバメート類、ピレスロイド各種を上手に管理しながら使っていこうという計画。特に注目されているのはDDT
他にマラリアとの闘いの歴史、各地のDDT耐性の状況などが報告されている。