食品安全情報blog過去記事

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チーズ詐欺に関するイタリア当局からの追加情報

Additional information from the Italian authorities on the cheese fraud
21.07.2008
http://www.evira.fi/portal/en/food/current_issues/?id=1262
イタリア当局が欧州委員会にさらなる情報を伝えた。2008年7月17日付のRASFFによれば、ヒトの食用に適さない、飼料用製造用のチーズが、プロセスチーズ及び粉チーズの製造に使われたようだ。これらの製品は食品として販売された。
ヒトの食用に適さないチーズを含む製品やそのロットは同定できておらず、出荷先も追跡できていない。フィンランドの食品業者で問題の企業との取引があるところはなく、問題の製品がフィンランドに輸出されたという証拠もない。 従ってこの情報からはEVIRAはこの件について何の対応もできない。
このチーズ詐欺に関係したのはイタリアのTradel、Megal 及び SicalとドイツのInternational Cheese GmbHでオーナーは全て同一人物のイタリア人である。 さらにイタリアのDELIAという名前の企業が関与している。TradelとMegalとDELIAはイタリア当局により食品製造業者として認められていたがSicalは食品加工施設としては求められていなかった。イタリアとドイツの食品安全機関の他にヨーロッパの不正対応事務所OLAFが昨年から調査を行っている。