食品安全情報blog過去記事

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背景情報:グリーンピースの発表した研究に関するBVLの声明

22.08.2008
http://www.bvl.bund.de/DE/08__PresseInfothek/01__InfosFuerPresse/01__PI__und__HGI/Rueckstaende/2008/Greenpeace__Studie__hintergrundinfo.html
グリーンピースが発表した研究のもとになったデータはBVLが残留農薬報告のためにホームページに公表しているものである。食品中に検出された残留農薬については担当機関が責任をもって調査・評価している。違法行為については州が処罰を行っている。結果はBVLに報告されBVLがデータをまとめて年次報告書を発表している。
2006年には各検体について平均で197、合計717の成分を分析している。検査しているのは意図的に使用されたものと非意図的なものの両方である。さらなる情報はBVLのホームページに掲載している。
ほとんどの場合検出されている認可されていない農薬成分は法的規制値以下で、一部でのみMRL超過が見られる。2006年年次報告書では消費者への健康リスクが排除できないとされたのは検査された17535検体のうち14のみである。これらについては担当部局とRASFFによりEUに通知されている。


グリーンピースの発表というのはこれ
グリーンピースドイツ
不法農薬使用が蜂が死亡する原因か?
22.08.2008
http://www.greenpeace.de/themen/chemie/nachrichten/artikel/illegale_pestizide_schuld_am_bienensterben/
報告書本文
http://www.greenpeace.de/fileadmin/gpd/user_upload/themen/umweltgifte/report_illegale_in_d_obst.pdf
残留農薬報告書から、ドイツで使用が認められていない農薬の検出事例を抜き出してきてヒトや環境にとって危険だと主張している。