食品安全情報blog過去記事

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有毒小麦 アフガニスタン(Gulran)

Toxic wheat - Afghanistan (Gulran)
23-AUG-2008
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:4949287395574998::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,73668
[1] Health.bloglico.usから
アフガニスタン西部で汚染小麦によると考えられる珍しい肝疾患(Gulran病)で10人もの死亡者が出た。イランとの国境付近のHeart地方で、入院患者は少なくとも161人で200人以上が病気になっていると推定される。
この地域に生えるcharmakとよばれる有毒な雑草がGulran病を引き起こすアルカロイドを含む。WHOから来週疫学の専門家が派遣される。
[2] Afganistan on lineから
アフガニスタン西部のHeart州Gulran地区でcamel bellyまたはcharmak病と呼ばれる肝静脈閉塞性疾患(VOD)症例が確認された。患者は190人を超え、これまで17人が死亡している。WHOによればこの疾患はcharmakに含まれるピロリジジンアルカロイドによるもので、この雑草はGulran地方の穀物畑に生育し、地元産の小麦粉にしばしば混入する。このアルカロイドを含むパンを常に食べていると腹水の急速な貯留や激しい腹痛、嘔吐や黄疸が現れる。
死亡した17人の内訳は男性6人女性6人子ども5人である。
治療薬はない。