食品安全情報blog過去記事

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インターネットで販売されているアーユルベーダ医薬品は鉛・水銀・ヒ素を含む可能性がある

Ayurvedic medicines sold via Internet may contain lead, mercury or arsenic
26-Aug-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-08/jaaj-ams082108.php
JAMAの8月27日号に発表された研究によれば、インターネットで購入したインドの伝統的医療に基づくアーユルベーダ医薬品の1/5は許容できる基準値を超える鉛・水銀・ヒ素を含む。
アーユルベーダはインドの多くの人々や南アジア出身の人々により世界中で使用されている。しかし1978年以降、アーユルベーダ医薬品による鉛中毒の事例が80件以上報告されている。
Robert B. Saper博士らは2005年5月にアーユルベーダをキーワードにインターネットを検索し、673の製品を同定しそのうち230の製品を購入し、金属含量をX線蛍光分光法により分析した。その結果金属を含む製品は20.7%でその全てが金属摂取量の許容値を一つ以上超過していた。
JAMA. 2008;300[8]:915-923
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/short/300/8/915
(こっちは本文は無料になっていない)