食品安全情報blog過去記事

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低濃度のメラミンは予想外ではない

Melamine at low level not unexpected
24 September 2008
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2008/2008-09-24-melamine-in-processed-ingredients-statement.htm
中国におけるミルク汚染スキャンダルの結果、世界中で食品中のメラミン検査が行われている。
そのような予防的検査を行ったニュージーランドの企業が、自社の高度加工食品の一つにごく微量のメラミンが検出されたことを報告してきた。さらに他国で製造された同様の製品に同様の量のメラミンが検出されたことも報告した。
NZFSAは調査中であるが、この初期段階では、報告されたごく微量のメラミンは偶然のもので意図的混入によるものではない可能性が非常に高い。
微量のメラミンはいろいろな発生源から生じ、食品サイクルの中では予想外ではない。例えば加工や包装の際のプラスチックから溶け出したり製造工程で意図せず生じたりする。こうした微量では消費者にとって健康リスクはない。このような微量の成分を含む製品はニュージーランドの消費者にとっても世界の消費者にとってもリスクとはならない。
NZFSAは検出された理由について完全な調査を行い、その結果を報告する予定である。公衆衛生上の観点からは検出されたごく微量について心配しておらず、さらなる情報が入手でき次第報告する。
(企業名は非公表)