食品安全情報blog過去記事

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メラミン関連情報

  • 乳と乳製品のメラミン問題に関するQ & A

2008-10-09
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64028847.html
衛生部、農業部、質検総局など関係省庁は乳と乳製品中のメラミンの暫定基準値を発表した。粉ミルクについては1 mg/kg、その他の食品については2.5mg/kg以上のメラミンを含む製品は販売を禁止する。
以下Q & A

・ 何故乳製品にメラミンが入れられたのか?
メラミンは乳中蛋白質量を見かけ上増やすために不法に入れられた。メラミンは窒素含量が66%と高く、乳中に1g混入すると蛋白質量として4g増えたようにみせかけることができる。
・メラミンの安全性限度は?
米国FDAはTDIを0.63 mg/kg体重と、EFSAは0.5 mg/kg体重と設定している。中国は乳幼児の感受性の高さとメラミン類似物質などのほかの物質の混入に関する不確実性を考慮してTDIを0.32 mg/kg体重とした。
・何故メラミンの基準値を0 mg/kgにしないのか
メラミンは食品と接触する物質や肥料などに使われて食品に微量存在することがある。そのため0 mg/kgは実行不可能である。
など

  • 5部門が乳製品の管理基準値を設定

2008-10-08
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64028837.html
衛生部・工業情報部・農業部・工商行政管理総局・質検総局の5部門が共同で設定。
食品にメラミンを加えることは禁止。管理基準として
1. 乳児用粉ミルクについては 1mg/kg
2. 液体ミルクや乳児用ではない粉ミルクなどについては 2.5 mg/kg
3. 乳を15%以上含む他の食品については2.5 mg/kg
これらを超過する製品の販売は禁止する。
上述の規定は発布即発効とする。
2008年10月7日

  • 衛生部は三鹿ミルク事件の被害者状況を報告

2008-10-09
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64028849.html
10月8日時点で、全国の三鹿及びその他の問題ミルクにより入院治療している乳幼児は10666人で、そのうち比較的症状が重いのは8人。これまでに退院した人数を含めた累計は36144人。10月8日は539人が入院して2067人が退院した。
9月以降は死亡例はない。

  • 新たに生産された市販の乳製品からメラミンは検出されていない

2008-10-09
ttp://www.cfs.gov.cn/cmsweb/webportal/W192/A64028851.html
質検総局による9月14日以降生産された乳製品の検査結果更新。
製品名リストはワードファイルで添付。