食品安全情報blog過去記事

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飲酒は脳容量の減少と関連する

Drinking alcohol associated with smaller brain volume
13-Oct-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-10/jaaj-daa100908.php
Archives of Neurologyの10月号に発表された論文によれば、飲酒量が多くなるほど脳の総容量が少ない。
脳の容量は加齢に伴って減少し、10年あたり1.9%減少すると推定されている。 少量のアルコールは心血管系疾患のリスクを下げることから脳についての影響を調べた。
平均年齢60才の1839人の成人を対象にMRI検査と健康診断及び週あたりの飲酒量や教育レベルなどを調べた。ほとんどの人のアルコール摂取量は少なく、大酒飲みは男性に多かった。アルコールの摂取量と脳の総容量には負の直線関係が認められ、特に女性で強い相関があった。心血管系疾患とは違って、脳の容量に対してはアルコールは何ら保護作用はない。