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食糧安全保障と核科学 IAEAは植物の交配技術が世界の飢餓との闘いに役立つと述べる

IAEA(国際原子力機関)プレスリリース
Nuclear Science for Food Security
IAEA says plant breeding technique can help beat world hunger
Vienna, 2 December 2008
http://www.iaea.org/NewsCenter/PressReleases/2008/prn200820.html
ftp://ftp.iaea.org/dist/adpi/PressCampaign/PressRelease/FoodSecurityPressRelease.pdf
7カ国語バージョンがある
IAEAの科学者は、厳しい気候条件で収量の高い植物やある種の害虫や病気に強い改良作物を作るのに放射線を使用している。突然変異誘発と呼ばれるこの方法は安全で費用対効果が高く、1920年代から使用されている。
世界は前代未聞の食糧危機にある。この問題の持続可能で長期的解決のために、我々は持てる全ての資源を利用しなければならない。より良い作物を選ぶのは人類が利用してきた最も古い科学の一つである。しかし我々にはあまり出資や支援が行われてこなかった。IAEAは核による作物の改良技術の再興を強く要請する。
以下事例が多数紹介されている
特集ページもある
Nuclear Science for Food Security
http://www.iaea.org/NewsCenter/Focus/FoodSecurity/index.html
(遺伝子組換えのほうが客観的には安全性が高いのに規制が厳しくて費用対効果が著しく低下しているため、放射線誘発突然変異を推進しろということなのかな?)