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食品に関する神話が根拠のない恐怖を植え付ける
Houston Chronicle
Myths about food safety instill unwarranted fears
BEE WILSON
Dec. 1, 2008
http://www.chron.com/disp/story.mpl/editorial/outlook/6141924.html
サンクスギビングのディナーの準備はできただろうか。七面鳥カンピロバクターやホウレンソウの大腸菌ハラペーニョサルモネラ、中国のメラミンなど毎日食品に関する不安が押し寄せる。終わりのない不安は健康的ではない。
1980年代と90年代はアメリカの健康当局は脂肪の恐怖を宣伝したのにアメリカ人はさらに太った。全ての食品が疑わしいように思えると一種の無気力が流行した。私たちは本当に注意すべきこととインチキの恐怖を見分けることができなくなった。そして私たちは喜びを忘れた。
私たちの食品ヒステリーは無数の神話を生みだし、それらによって美味しい食事を食べるという単純な喜びからさらに遠ざかっている。
今の時代がこれまでで一番食品の安全性が低いなどというのは間違いだしオーガニック食品が安全だというのも間違いである。というような記事。


BEE WILSONは「詐欺:食品詐欺の暗黒史、毒入りキャンディからインチキコーヒーまでSwindled:The Dark History of Food Fraud, from Poisoned Candy to Counterfeit Coffee」の著者。
http://press.princeton.edu/titles/8723.html
アメリカやイギリスで19世紀から20世紀におこった食品詐欺について記述した本。