食品安全情報blog過去記事

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魚油の保護作用に関する根拠は決定的なものではない

Evidence for protective effect of fish oil not conclusive
23-Dec-2008
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2008-12/bmj-efp122208.php
BMJに発表された系統的レビュー。魚油は心臓が原因の死亡には保護作用があるが不整脈や全死因による死亡への有効性についてはそれほど明確な根拠はない。さらなる研究が必要である。
Effect of fish oil on arrhythmias and mortality: systematic review
BMJ 2008;337:a2931
http://www.bmj.com/cgi/content/short/337/dec23_2/a2931?q=rss_home
エディトリアル
Fish oil and secondary prevention of cardiovascular disease
BMJ 2008;337:a2541
http://www.bmj.com/cgi/content/full/337/dec23_2/a2541
矛盾がある結果が出ている研究の一つに日本のものがあって、日本におけるバックグラウンドの魚油摂取量の多さと心血管系疾患の少なさがイタリアでの大規模研究との違いの一因ではないかとされている。いわゆる地中海ダイエットととしてもてはやされているはずのイタリアでの研究に比べて日本の研究は心血管系疾患が1/10である。日本は肥満率も低い。