食品安全情報blog過去記事

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2006トータルダイエットスタディからの金属やその他元素の量

Levels of metals and other elements from the 2006 Total Diet Study
Wednesday 28 January 2009
http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2009/jan/tds
私たちの食品中の金属やその他元素の調査の結果、ほとんどはこれまで同様又は低下していた。
FSAはトータルダイエットスタディーで24の金属などの測定を行った。平均的英国人の食事を代表する食品を24の地域から集め、アルミ、アンチモンヒ素バリウムビスマスカドミウム、クロム、銅、ゲルマニウムインジウム、鉛、マンガン、水銀、モリブデン、ニッケル、パラジウム、白金、ロジウム、ルテニウム、セレン、ストロンチウムタリウム、スズ、亜鉛について分析した。
この調査結果をCOTが評価し、消費者の健康にとって特に問題となることはないが、アルミとバリウムについてはさらなる情報が必要だと指摘した。
アルミ
食事からのアルミ暴露量はこれまでの推定より高くなったわけではないがアルミのガイドライン値が最近引き下げられたため、ガイドライン値を超える集団が一部あった。
バリウム
最も高濃度だったのはナッツでナッツを大量に食べるヒトで安全ガイドライン値を超過する可能性がある。しかし安全ガイドライン値は有害レベルについての情報がないため極めて予防的なものなので、必ずしも心配する必要はない。
調査結果の詳細は以下
Survey on measurement of the concentrations of metals and other elements from the 2006 UK total diet study
http://www.food.gov.uk/science/surveillance/fsisbranch2009/survey0109