食品安全情報blog過去記事

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ベーコンと白血病

Behind the headlines
Bacon and leukaemia
Monday February 2 2009
http://www.nhs.uk/news/2009/02February/Pages/BaconLeukaemia.aspx
「ベーコンやハムを週に2回食べる若者は白血病になる可能性が74%増える」とThe Sunが報道した。記事によれば、台湾での子どもや10代の若者での研究で週に1回以上加工肉を食べると白血病になる可能性が高い。ホットドッグやソーセージなどの他の加工肉でもリスクが増加し、その原因は肉に含まれる保存料だろうと報道した。
この症例−対照研究では10-20才の若者の塩漬けや燻製肉や魚を食べることと白血病の関連を報告している。しかしこの種の研究は因果関係を証明することはできないし、いくつかの限界がある。この研究は予備的なものとみなすべきであり因果関係があるかどうかはさらなる研究が必要である。塩漬け肉を食べることと大腸及び胃のがんについては関連が証明されている。他の研究では野菜や果物をたくさん食べることといくつかのがんのリスク低下との関連がみつかっている。