食品安全情報blog過去記事

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緑茶ががん治療の効果を打ち消すかもしれない

EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より
Green tea may negate the effects of a common cancer therapy
3-Feb-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-02/asoh-gtm020209.php
緑茶製品が健康によいと見なされているが、本日Bloodに発表された新しい研究では緑茶に含まれる成分が抗がん剤bortezomib (Velcade )の作用を打ち消す可能性が示唆された。
緑茶の抗酸化成分エピガロカテキン没食子酸塩(EGCG)はある種のがん細胞を殺すのを助ける作用があるとされるが、プロテアソーム阻害作用のある抗がん剤bortezomibの作用を打ち消すことをin vitro及びin vivoマウス実験で確認した。EGCGの作用はボロン酸塩基を含むプロテアソーム阻害剤に特異的であった。緑茶抽出物サプリメントで使用されている濃度で影響がある。