食品安全情報blog過去記事

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「尿中有害金属」検査がどのように患者を騙すのに使われているか

Quackwatchから
How the "Urine Toxic Metals" Test Is Used to Defraud Patients
Stephen Barrett, M.D
revised on February 19, 2009
http://www.quackwatch.org/01QuackeryRelatedTopics/Tests/urine_toxic.html
多くの患者たちが、あなたの身体には鉛や水銀などの重金属が溜まっていて、それを「デトックス」しないといけないと虚偽の話を聞かされている。この記事は患者を騙すのに尿検査がどのように使われているかを説明する。
基準に満たないプラクティショナー向けの検査機関の「尿中有害金属」検査の図を示す。これを見せられた患者は、水銀と鉛の濃度が高いのでキレート療法が必要だと言われたそうだ。しかしこの検査結果は患者に「誘導剤」を与えて一時的に鉛や水銀の排出量を上げて測定して通常のレベルと比較したものである。この検査では患者に重金属の問題があるかどうかはわからないし、仮に問題があったとしてもキレート療法は最善の方法ではない。