食品安全情報blog過去記事

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カルシウムは女性のがんリスクの低下と関連する

Calcium associated with lower risk of cancer in women
23-Feb-2009
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-02/jaaj-caw021909.php
Archives of Internal Medicineの2月23日号に発表された報告によれば、カルシウム摂取量の多い女性はがん全体の、カルシウム摂取量の多い男女は直腸結腸やその他の消化器系のがんリスクが低いようだ。IOMは50才以上の人には1200 mgのカルシウムを摂ることを推奨している。
NIH-AARP食事と健康研究の293907人の男性と198903人の女性のデータを解析した。参加者は1995年と1996年に食事調査を行い2003年までのがんの発症との関連を調べた。
平均7年のフォローアップ期間中男性36965例、女性16605例でがんを発症した。 カルシウム摂取量は男性の総がんとは関連しなかった。女性では1日1300 mg以上までリスクの低下が見られた。また男性は約1530 mg/日のカルシウムを摂っている場合(上位1/5)、526 mg/日以下の場合(下位1/5)より消化器系のがんの発症が16%低く、女性では同様の比較で23%低かった。
Arch Intern Med. 2009;169[4]:391-401