食品安全情報blog過去記事

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CDCはSalon.comの記事に反応

CDC Responds to Salon.com Article
April 10, 2009
http://www.cdc.gov/media/pressrel/2009/s090410.htm
2009年4月10日のSalon.comの記事は、ワシントンのコロンビア特別区での水道水の鉛についてのCDCの対応について不正確に報道している。
CDCはこのような間違いを修正し我々の一般人を有害な鉛暴露から守るための責任について再確認する。これまで30年間にわたってCDCは子どもの鉛暴露が言語や行動や学習や多動などの有害影響を引き起こすことについて注意を呼びかける国際的リーダーであったこの間、CDCは保護者や公衆衛生当局や医療関係者に予防や検査についての助言やガイドラインを提供してきた。
SalonのRebecca Rennerは検査データの一部消失で公衆衛生が損なわれたと主張するが、CDCが彼女に何度も説明したように、そのこと自体は現実の問題を覆い隠したりはしない。CDCの科学が不正であるという主張も間違っている。データを無くしたことは報告しているが捏造や改竄は行っていない。
その他反論。


問題の記事
CDCが鉛の有害性を隠蔽した
Health agency covered up lead harm
By Rebecca Renner
April 10, 2009
http://www.salon.com/env/feature/2009/04/10/cdc_lead_report/index.html
(ワシントンでの水道水への鉛汚染事件は元はといえばごく微量の殺菌副生成物への過剰反応で消毒方法を塩素からクロラミンに変えたことによる。トリハロメタンなどによる実質的な有害影響はないとされているが、問題視する人が多くて「予防的」に避けたことでかえって大きな問題を引き起こしてしまったという事例。)