FoodScienceの先週の記事ですが今日から無料で読めます。
英国の学校給食改善プログラムから学ぶ「食生活改善」
Jamie Oliver のダークサイド（？）を取り上げた記事です。
しばらく前にどこかでJamie Oliver を絶賛する記事が人気だったのでお知らせ。
食品安全の専門家Doug Powell博士の主催するbarfblogでも何度かJamie Oliverが取り上げられています。
・これはテレビのショーでのクロスコンタミさせまくりの非衛生的食品の取り扱いについて。
http://barfblog.foodsafety.ksu.edu/2009/01/articles/food-safety-communication/mark-bittman-and-jamie-oliver-idiots-speak/
Doug Powell博士は、テレビで人気の調理人は調理の際に必要な衛生上の注意をきちんと視聴者に伝えるべきだと考えています。基本的衛生操作のできない調理人の映像は、見ていていらいらするので見たくないそうです。
・これはJamie Oliverが有機放し飼いチキンを買おうという意図で作った番組らしいのですが、ひよこを殺したりニワトリを目の前で殺して見せたりする極めて感情的な演出で、むしろベジタリアンに誘導する効果があるのではないかという記事です。
http://barfblog.foodsafety.ksu.edu/2008/07/articles/culture-of-food-safety/jamie-oliver-slaughtering-chickens-to-raise-awareness-about-slaughtering-chickens/
放し飼いの方がニワトリにとって幸せかどうかはよくわからないのですが、英国では人気です。
専門家からの評価は芳しくないけれどメディアでは大人気の人が政策を主導するというのは、政治の世界では良くあることですが、あまり喜ばしい事態ではないと思います。
